ジーザス、エブリワン!キートンです。
日本人にはあまりなじみがないかもしれませんが、クリスチャンという人たちのことを知っていますか?
そうです、キリスト教信者のことです。
日本史を勉強している人にとっては、”キリシタン”という言葉のほうがしっくりくるかもしれませんが。
しかし、単語は知っていても、
どんな生活をしてるの?何を食べて生きてるの?
といった疑問を持っている人がほとんどでしょう。
日本でクリスチャンは、中々の希少種ですからね。
そこで今回は、信仰歴28年のベテランクリスチャンが、
- クリスチャンとは?
- クリスチャンってどれくらいいるの?
- クリスチャンはどんな生活をしてるの?
- クリスチャンの恋愛事情は?
などの疑問に全てお答えしたいと思います!
Contents
クリスチャンとは?

クリスチャンとは、キリスト教を信じる人たちのことです。
“キリスト者”という言い方をすることもあります。
つまり、2000年前に現れたユダヤ人イエスを救い主だと信じている人たちということですね。
もっと具体的に言うと、
- イエスが人類の罪のために十字架で死なれた
- その3日後に死から蘇られた
という事実を信じているということになります。
そのため、クリスチャンは聖書に書かれているイエスの教えなどを守ります。
ちなみに、明治時代より前の頃は、クリスチャンは“キリシタン”と呼ばれていました。



クリスチャンという言葉の由来は?

クリスチャンという言葉が最初に使われたのは、新約聖書の“使徒行伝”に書かれた以下の箇所です。
「このアンテオケで初めて、弟子たちがクリスチャンと呼ばれるようになった。」
(使徒行伝11章26節)
キリスト教徒をクリスチャンと呼び始めたのは、キリスト教徒ではないアンティオキアという都市の人々でした。
そう、実はクリスチャンというのは元々、
自分たちで言い始めた言葉ではなく、非キリスト教徒からの呼び名だったのです!
今や、キリスト教徒たちはクリスチャンを自称していますから、意外かもしれませんね!
ただし、これは元々、アンティオキアの人々がキリスト教徒をバカにするために付けた呼び名でした。
まあ当時、キリスト教徒ではない人からすれば、

マジありえねー!
という感じだったんでしょうね。
ちなみに、聖書には他にも、
「アグリッパがパウロに言った、「おまえは少し説いただけで、わたしをクリスチャンにしようとしている」。」
(使徒行伝26章28節)
「しかし、クリスチャンとして苦しみを受けるのであれば、恥じることはない。かえって、この名によって神をあがめなさい。」
(第一ペテロ4章16節)
という具合に、クリスチャンというワードがいくつか出てきます。
では、なぜクリスチャンという呼び名になったかというと、
当時のキリスト教徒の言動がまるでイエスキリストのようであったからです。
今考えると、めちゃくちゃ光栄なことのような気がしますが。。
それにしても、クリスチャンという言葉がこれほど広まるとは、アンティオキアの人たちも思ってなかったでしょうね!

クリスチャンの人口は?

キリスト教は世界で最大の宗教であり、
世界のクリスチャン人口は23億人ほどいると言われています。(“キリスト教研究所”2018年調べ)
つまり、全人口のおよそ3人に1人は、クリスチャンだということですね。
いやー、凄まじい数ですねえ。。
一方で、日本はどうかというと、クリスチャンの数は191万4196人(文化庁の宗教統計調査2017年度版)で、
人口の約1%程度しかいません。

ですから、日本でクリスチャンを見かけることは、かなり難しいと言っていいでしょう。
僕の体感としても、学校の学年にクリスチャンが1人いるかいないかくらいだったので、間違っていないと思います。
だから、もし町で見かけても捕まえないでね!
絶滅しちゃうので!!(レアモンスターか)
なぜ日本にはクリスチャンが少ない?

では、なぜ日本ではこれほどクリスチャンが少ないのでしょうか。
様々な理由が考えられますが、僕は主に以下の5つが理由なのではないかと考えています。
- “多神教”の文化が根付いているから
- 親が他宗教を信仰しているから
- 植民地化された経験がないから
- 知識がないから
- 単純に興味がないから
日本のクリスチャンの割合は、ここ何十年もずっと変わらず1%程度をキープしています。
こうなってくると、日本にはやはりキリスト教はなじみにくい要素があるのは間違いないでしょう。
逆に、仏教や神道などの宗教はかなりなじんでいますね。
まあ、
と、キリスト教の文化自体は結構受け入れられているんですけどね。。
クリスチャンの僕たちからすれば、こう言わざるを得ないですよ。
“Why Japanese people!?(なぜなんだ日本人!?)”

☟詳しくはこちらをどうぞ

クリスチャンになるには?

はい、ここまで読んできて

と思った方が。。。多分いないでしょうけど、クリスチャンになる方法を一方的に教えておきますね!(強引)
まず、クリスチャンとして絶対必要なのは、イエスを救い主として受け入れることです。
これはつまり、
- イエスが自分の罪のために十字架で死なれた
- その3日後に死から蘇られた
ということを事実として受け入れるということですね。

もうこの時点でクリスチャンを名乗っていい気もしますが、
正式にクリスチャンと認められるにはさらに“洗礼”という儀式を受ける必要があります。
洗礼式は、キリスト教入信の儀式のことで、この儀式を受けることで、
今まで背負っていた罪が全てゆるされ、神の家族となることができるのです。
「26あなたがたはみな、キリスト・イエスにある信仰によって、神の子なのである。 27キリストに合うバプテスマを受けたあなたがたは、皆キリストを着たのである。 28もはや、ユダヤ人もギリシヤ人もなく、奴隷も自由人もなく、男も女もない。あなたがたは皆、キリスト・イエスにあって一つだからである。 29もしキリストのものであるなら、あなたがたはアブラハムの子孫であり、約束による相続人なのである。」
(ガラテヤ人への手紙3章26~29節)
僕の教会の場合、洗礼式はこのような流れで行われます。
- 牧師さんに洗礼を受けたいことを伝える
- 牧師さんから洗礼についてのセミナーを受ける
- 白い服に着替えて、教会の浴槽か近くの川に向かう
- 皆で賛美を歌う
- 川に入って牧師さんに”信仰の告白”をする
- 牧師さんによって水に頭まで浸けられる
- 「ハレルヤ!」と叫んで水から上がる
こうして、無事に洗礼を受け終わったら、おめでとうございます!
これであなたは立派なクリスチャンです!
もし、クリスチャンになりたいという意思をお持ちの方は、教会の牧師さんや神父さんに連絡してみてくださいね!
☟詳しくはこちらをどうぞ

クリスチャンの生活ってどんな感じ?

キリスト教の信者というと、何か特殊な生活をしているんじゃないかと思われるかもしれませんが、そうでもありません。
日曜日に教会に行く以外は、普通の人の生活と大きな差はないです。
キリスト教は、イスラム教やユダヤ教などと比べても、生活や食事におけるルールがほとんどないですからね。
強いて言うなら、
- 聖書を読む
- お祈りをする
などの行動はしますが、これも強制されているわけではありません。

クリスチャン生活は、一般的なイメージよりもずっと自由なのです!
☟僕の教会生活が気になる方は、こちらの記事をどうぞ

クリスチャンの恋愛事情って?

クリスチャンの恋愛事情についても、気になる方がいるかもしれませんね。
人間はいくつになっても、恋バナが好きですからね~。うへへ。(ゲスい笑い)
例えば、よくある疑問は以下のようなものです。
- クリスチャンは結婚が義務付けられているの?
- クリスチャンはクリスチャンとしか結婚しちゃいけないの?
- クリスチャンは離婚・再婚NG?
それに対する回答はこちら。
- クリスチャンの結婚は義務ではない
- クリスチャンはノンクリスチャンとも結婚できる
- 離婚や再婚が完全NGかどうかは宗派によるが、良くないことなのは間違いない
まあ、恋愛に関しても、教派によってばらつきがあるのですが。。
特に、離婚・再婚に関しては、聖書の解釈を巡って様々な議論がありますね。
とはいえ、イエスは、
「そこでイエスは言われた、「モーセはあなたがたの心が、かたくななので、あなたがたのためにこの定めを書いたのである。 6しかし、天地創造の初めから、『神は人を男と女とに造られた。 7それゆえに、人はその父母を離れ、 8ふたりの者は一体となるべきである』。彼らはもはや、ふたりではなく一体である。 9だから、神が合わせられたものを、人は離してはならない」。 10家にはいってから、弟子たちはまたこのことについて尋ねた。 11そこで、イエスは言われた、「だれでも、自分の妻を出して他の女をめとる者は、その妻に対して姦淫を行うのである。 12また妻が、その夫と別れて他の男にとつぐならば、姦淫を行うのである」。」
(マルコによる福音書10章5~12節)
と語られており、離婚や再婚がよいものではないのは間違いないでしょう。
ちなみに、カトリックにおいては離婚は完全NGであり、
それに比べたら僕の所属するプロテスタントは緩(ゆる)いほうかもしれません!
☟詳しくはこちらをどうぞ

クリスチャンと付き合うときに気をつけた方がいいことは?

上記で、クリスチャンとノンクリスチャンの結婚は禁止されていないというお話をしましたが、もしかしたら、皆さんの中には、
好きな人がクリスチャンで、付き合おうか迷っているという方がいるかもしれません。
確かに、クリスチャンというのは、一般の方とは価値観も考え方もまるで異なります。
そのまま勢いで付き合ってしまうと、後で大きなすれ違いが生じてしまう可能性があるでしょう。
そこで、クリスチャンと付き合う前には、以下のようなことを理解しておきましょう!
- 日曜日は色々と忙しいです
- 何かとすぐに祈ります
- 結婚前の性行為には否定的です
- イエスキリストLoveです
- 定期的に献金を捧げます
- 他宗教の行事への参加は拒否します

こうしたことをあらかじめ理解しておくと、後でもめるリスクを減らすことができるでしょう。
ただ、正直、価値観や考え方が大きく異なるというのは、結婚生活において大きな障壁です。
僕の周りでも、それで苦労されている方が何人かいますから。
ですから、クリスチャンと付き合いたいなら、それなりの覚悟を持つ必要があるでしょう!
☟詳しくはこちらをどうぞ

クリスチャンがよく使う用語ってあるの?

身近にクリスチャンがいる方は分かるかもしれませんが、
クリスチャンがよく使う独特の用語というものがいくつかあります。
例えば、
- アーメン
- 導き
- ハレルヤ
- 用いられる
- 御心
- 交わり
などなど。

何というか、分かりそうで分からない絶妙な用語ですよね。
教会では、こうしたワードが普通に飛び交っていたりします。
僕も教会以外ではなるべくこうしたワードは使わないようにしていますが、
もしかしたら、ふとした瞬間に使ってしまっているかもしれません。
いやー、すみませんねえ、
僕の信心深さがあふれ出てしまったばっかりに。(やかましい)
☟詳しくはこちらをどうぞ

クリスチャンの有名(芸能)人って誰がいる?

日本にはクリスチャンが少ないと言いましたが、
実は芸能界にも隠れクリスチャンがちらほらいます。
例えば、以下の方たちです。
- アグネス・チャン
- 加藤一二三(ひふみ)
- かまやつひろし(ムッシュかまやつ)
- つるの剛士
- ディーン・フジオカ
- 長嶋一茂(かずしげ)
- 藤田朋子(ともこ)
いやー、かなりのビッグネームぞろいですよね!
まあ、隠れクリスチャンと言っても、彼らは普通に信仰があることを公言していますが。
また、海外の有名人の中にもクリスチャンが多くおり、
- C・S・ルイス
- ジェシカ・シンプソン
- ジャスティン・ビーバー
- ネイマール
- ペ・ヨンジュン
- メル・ギブソン
- U2
などの大物たちがズラリと並びます。

他にも、僕たちが知らないだけで、陰でキリストを信じている人たちがいるのかもしれませんね!
☟詳しくはこちらをどうぞ


まとめ:クリスチャンはイエスキリストを信じる人たち!

さて、ざっくりクリスチャンに関する情報をまとめましたが、少しは僕らのことが理解できたでしょうか?
日本にいるとクリスチャンと接する機会も少ないですから、得体がしれないのも無理はありません。
もし、この記事でクリスチャンへの偏見や誤解が解けたなら幸いです!
あ、でもこれだけは最後に言わせて下さい。
右の頬を打たれても左の頬は差し出しませんからね?
キートンでした。

